Age Factory

 

2019年10月13日。

 

増子さんのブログを読みながら開演を待った。名古屋ソールドははじめてらしい。知らなかった。名古屋で苦労してきたなんて東京での彼らしか知らない私には想像もつかなかった。台風19号ハギビスの影響もあり開催も危ぶまれた公演。当日券もなしの完全Sold out。私を東京から名古屋に連れていってくれた鉄道会社の人達とチケットを譲ってくれたカーキのTシャツに黒のベレー帽のオシャレなお兄さん、開催を決めてくれたスタッフの人達、Age Factory、たくさんの人に感謝しなくてはならない。みんなにありがとうと心の中でつぶやいていると、ある程度フロアに人も入ってきてそろそろかなとイヤホンを外した。するとスタッフさんが「あと50人ほど入るのでできるだけ前に詰めてください。」と言っていた。まだ入るのか。池下のビルの5階にある小さなライブハウスはすでに人でパンパンだった。全員がAge Factoryを見に来たというのだから本当にすごいことだと感動していたら、TECHさんのマグライトを合図に暗転。インカムのないライブハウスでよく見るこの光景は嫌いじゃない。SEが流れた。いつもと違う曲だった。増子さんが1番最初に入場してきた。スローンの前に立って数秒ほどフロアを見つめていた。何を思っていたのだろうか。ブログを直前に読んでいたからこそ、気になった。だが考える暇もなく直人さんとエイスケさんも入場し、大きくなるノイズと共に高鳴る鼓動を感じながら彼らの一音目を今か今かと待ちわびていた。音が切れた瞬間流れ込んできたのはRIVERのイントロ。フロアは一気に揺れた。

 

歌いたい奴は歌え。踊りたい奴は踊れ。音に身を任せろ。来れなくなった人達もいるかもしれない。けど、今は楽しめる奴らで楽しもう。そうやって最高の夜にしよう。

 

See You in My Dreamでも聴きながら電車に揺られて帰ろう。おやすみ。さよなら、また。

 

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